散歩日和

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川、氾濫

家の近くを流れる川が氾濫。
朝、避難勧告が出る。
前の晩から隣の市や村に避難勧告が出始めていたので
心配で眠れず、テレビを見ていたら自分の地域にも勧告が出てしまった。
それまで何の情報もなかったのに
急に家の近くが決壊しそうだと聞かされ少々パニックになる。
初めての避難生活。
何を持って逃げればよいのかわからない。
とりあえずガスの元栓を閉め、炊いてあったご飯を持って、
愛犬にドッグフードと水をたくさん用意し
早く家に帰れることを祈って家を出た。
愛犬は家の中においていった。
辛かったけれど万が一のときは二階に上がればきっと助かると信じて。
災害時ペットを避難所に連れて行くことは出来ない。
これが現実かと思ったら泣けてきた。

避難所での時間はとても長く感じた。
家のことと愛犬のことが頭から離れない。
落ち着かない、眠れない。情報も入ってこない。
そんなとき救いだったのは友人からのメールだった。
心配してくれたり、励ましてくれたりした友人に感謝。

午前10時頃、堤防の決壊が始まったとの一報が入る。
ここで避難勧告から避難指示に切り替わる。
家が流されるかもしれないと思ったら、いてもたってもいられず一旦家に戻ることにした。
家に帰る最中「岸辺のアルバム」というドラマが昔あったことを思い出した。
私が産まれる前のドラマなので詳しくは知らないが
そのドラマの一片を見て何か起きた時にはアルバムだけは守りたいと思っていた。

家に着いてみると朝となんら変わっていなかったので安心する。
愛犬も寂しそうにはしていたが元気だった。
家財道具やアルバムを浸水しないであろう位置に移し、
避難生活に必要なものをカバンへ放り込んでまた避難所に戻った。

午後3時頃。避難指示が勧告に。
一部の地域を除いて家に帰宅することが許される。
いつまで続くかわからなかった避難生活が一旦終わった。
たった半日だったけれど避難生活は想像以上に疲れた。
まだ安全と言える状況になったわけではない。
またいつ避難生活が始まるかと思うと落ち着かない。

家に戻ると上空にはヘリ。家の周辺にはパトカー。
物々しい雰囲気。
耳を澄ますと今も川の濁流の音が聞こえてくる。
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この記事に対するコメント

連日の大雨の影響をテレビで見ていて、
大変だなと思っていたらmizuさんがそのさなかにいらっしゃったとは。
こういう時はなんてコトバをかけたらよいか判らなくて、
「頑張ってね」としか言えないのがモドカシイです。
KAMA | 2006/07/24 12:25 PM
>KAMAさん
ありがとうございます。私の住む地域は堤防が決壊したわりに大きな被害が出ずに済みました。でも別の場所では土砂崩れや山の崩落が起きていて予断を許さない状況です。今回のことで自然の怖さをあらためて実感しました。これ以上各地の被害が拡大しないことを祈るばかりです。
mizu | 2006/07/24 2:05 PM
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